本ブログでは、日浦祐次氏の過去のブログ記事を掲載させて頂いております。日浦氏にとっては過去のものであり、現在のご自身と、運営する瞑想教室「サハスラーラ新宿」にとっては不要とのお考えから全文削除されたそうです。管理人が、過去に日浦氏のブログにより救われた経験を持つため、後に続く真理を求める人のために是非とも!と、再掲載をお願いいたしましたところ快くご承諾下さいました。この場を借りて、日浦祐次氏に厚く御礼申し上げます。 Copyright © Yuuji Hiura all rights reserved.
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丹沢山中の瞑想修行16
男も女も顔の美しさでは人を判断できないと思った。
これ以上の邪魔はされたくない。
「おまえが優しい心に戻れたら話は聞いてあげる。もう帰れ」
「生きた人間で、わたしと話が出来る男は滅多にいないから帰らないよ。
おまえは、 なぜ黄金色に光っているのか?」
「おまえも憎しみを捨てて、心をきれいにすれば、同じように光りを放つ」 そう言うと、
魔界に落ちた女は、くどくどと生前の恨み事を語り始めた。
それは、 美人に生まれたことから、自分が我侭な性格になったのだ。
ホステスとして生計を立てたようだが、多くの男性からちやほやされ、
多くの客を弄んだ過去を持つ。
この派手な衣装は、お気に入りのホステス時代のものだろう。
あの世でもホステス家業をやっているのだろうか。
大好きな男に捨てられた気の毒な人だと思ったが、
関係ない他人を恨むのは筋違いだろう。
わたしは無視に徹したので、魔界の女は、わたしに抱きついてきたが、
その時、激しい欲情の想念が放たれていた。
わたしは、エーテルの手で女を突き放し、再び無視に徹した。
生身の体を押したように感覚もあるのだ。
やがて、元ホステス女は消え去った。
瞑想の邪魔が去ったので、
深く自己の内界へ入っていった。
丹沢山中の瞑想修行15
それでも黙っていると、その女は、
様々な魔性のモノの顔に変化したではないか。
昨夜の修験者でさえ、わたしを拘束できなかった。
この魔性の女は、修験者ほどの霊的な力を持っていないことが分かる。
がしかし、気味の悪さでは修験者に勝っていた。
真っ暗な山中において、魔界のモノを観るのは、やはり恐ろしい。
決して、美しい ものではないが、わたしは珍しいショーを見せてもらったのだ。
この魔界の女は、 わたしの肝試しにやってきた天使の化身なのか。
それは違う。
昨夜の修験者が語ったように、光を観てやってきただけのことだろう。
「おまえは、なにをしに来た?」
と聞けば、魔界のものは何も語らなかった。
こんどは、元の美しい顔に戻って、空中に浮き上がり、
岩の上に座るわたしと同じ目線になって、顔を接近してきた。
美しく妖艶な顔に戻ったのは色仕掛けのつもりか。
しかし、この魔界のものは頭が悪そうだ。
なぜなら、魔性の姿をみせる前なら色仕掛けもありかも知れないが、
今さら色仕掛けはありえない。
「修行の邪魔をしに来たのか?」
「光りが目立つからやってきた。わたしが怖くはないのか?」
「気持ち悪いが、怖くはない。」
「なぜだ?」
「おまえは地獄へ堕ちた元人間だから。」
「生前は美しい顔を持って生まれたのに、
いまや顔も心も醜い女になっている。情けなくはないのか?」
「わたしを捨てた男が悪い!絶対に許せない!」と激しく怒り出した。
「おまえを捨てたのは、わたしではない。捨てた男の元へ行けばいいだろう」
「あの男はもう呪い殺したわ。あっはっは・・・」 なんという怖い女だろうか。
元彼氏に取り付いて呪い殺したようだ。
愛の深みが強いと憎しみに変わるとはこのことか。
魔界の女は、あざ笑った時には醜い顔に戻るのだった。
丹沢山中の瞑想修行14
「魔界の女」
闇夜の中で、淡い蛍のように光りを放つ女性は、こう言った。
「わたしは、あなたの修行を助けに来ました」と。
しかし、青白い光りを放つものが聖なるものであるはずがないから、
瞑想修行を助けに来たというのは嘘だろう。
黙って凝視していると、 「実は、わたしは彼氏と一緒にハイキングに来たけれど、
彼氏とはぐれてしまったから、 一緒に探して欲しい」というではないか。
その真剣そうな訴えとは別にして、それも嘘だと分かった。
何故なら、ハイキング用の服装や靴ではない。
どう見ても胸をはだけた パーティー用のドレスに派手な色のサンダルを履いているからだ。
しかも懐中電灯も 持たずに山中を歩けるわけも無い。
なおも黙って凝視していると、言うことが変わった。
「実は、わたしは大好きだった彼氏に捨てられたから、
この谷川へ来て、自殺しました。 浮かばれないから慰めて欲しいのです」と淋しさを湛えていた。
このような告白は、日中の街中なら、OKする男性も居るのかも知れないが、
これは、 魔界の女なのだ。
その女は、生きた人間を見るよりも鮮明に観える。
お互いエーテルの身体であり、三次元の肉体感覚よりも十数倍の鋭敏な感覚を発揮していた。
わたしが動揺しないからだろうか、或いは正体を見破られたと思ったからだろうか。
その美しい 顔は次第に青白くなり、やがて怖い顔に変わり、口紅を塗った口は、耳元まで避けていった。
優しさを湛えた目は、緑色の光りを放つ魔物の眼差しに変わった。
とても正視 することが出来ないほど恐ろしい。。
とはいえ、眼を閉じても開けても観えるのだから、
つい観てしまう。この先どうなるのか?
丹沢山中の瞑想修行13
修験者が去ったので、ホッとしたものの、体が動かないくらい冷え切っていた。
眠気もあり、意識がもうろうとしていたので、裸になって川に入り、
タオルで身体をこすった。 全身を刃物で切られるように痛かったが、
やがて、身体がポカポカと温まったので、 寝袋の中で睡眠をとった。
夢の中で、某教祖が出てきて、教祖を信じろといっていた。
わたしは、「ハイ」と言わず、
黒い光りについて、某教祖に問いただしていた。
それと 某教祖の書籍から、黒いオーラを放っていたことも追求したが、
相変わらず某教祖は 黙ったままであった。
会社へ戻れば追求するので、これは単なる夢か正夢か。
目覚めると腹部に何かうごめいていた。
シャツをめくると、15cmほどの青トカゲが いたではないか!
それは、修験者の霊よりも怖いと思った。
テントから出て、深呼吸をすると、細胞の意識が空腹を訴えている。
昨日から何も食べていないからだ。
空腹を抑えるため、川の水を飲んだ。
川の水はまずかったが、飲めば空腹感は消える。
これを繰り返せば、断食瞑想を体験できるという計画だった。
山中の谷底は、昼でも都心の喧騒がない。
あるのは小鳥のさえずりと風の音、
川のせせらぎの音、そして、心中の独り言だ。
しばし、声無き独り言に耳を傾けよう・・・・。
丹沢山中の瞑想修行12
修験者から、「出て来い!」と呼ばれたところで、
ハイハイと出て行くはずも無い。
彼等は異次元の修行者であり、妖術も使うに違いない。
わたしは寝袋から出て、テントの中で、ただ座っていた。
本当のことを言えば、ちびりそうだった ^^
そして、 自分とテントの結界を広げて、
彼等を押し返そうと試みたが、
彼等は逆にわたしの結界を破壊しようとしていた。
結界を張るなど、全くの初心者であるから、
修行者のパワーに勝てず、わたしの結界は縮小させられた。
それは、全身に水圧がかかるような 重々しい感じだった。
テントの外では、修験者が意味不明の真言?を唱えながら九字を切っている必死の姿が観える。
もうひとりは、河原の砂利の上で火を焚いて、なにか 祈祷しているではないか。
やはり恐ろし過ぎる。聖霊の助けを呼ぼうとも考えたが自力を目指した。
そんな緊迫した不透明な力学関係のまま、長時間の戦いになり、
ついには 朝日が昇った。彼等は消え失せたかと思ったが、
なおもテントを開けようとしていた ではないか。
朝日の光りと十字架とニンニクを嫌って逃げるのは、
ドラキュラ映画の世界だった。
これは、映画じゃあないリアルな現実である。
修験者の顔は、恐ろしいほどこわばっていたのは、
妖術の限りを尽くしても捕獲できない苛立ちか?
わたしは、 大気中から多くのエーテルを集めながら、
大きく息を吸い込むと、その吐息と共に、
エーテル・エネルギーを思い切り放った。
それは、眼に見えない一陣の嵐のような風を起こし、
それによってか彼等は消えた。おそらく遠くへ吹き飛ばされたのだろう。
やった!古代の修験者に勝った。
修験者よ、ざまあみろ(笑)