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覚醒への道標 日浦裕次

本ブログでは、日浦祐次氏の過去のブログ記事を掲載させて頂いております。日浦氏にとっては過去のものであり、現在のご自身と、運営する瞑想教室「サハスラーラ新宿」にとっては不要とのお考えから全文削除されたそうです。管理人が、過去に日浦氏のブログにより救われた経験を持つため、後に続く真理を求める人のために是非とも!と、再掲載をお願いいたしましたところ快くご承諾下さいました。この場を借りて、日浦祐次氏に厚く御礼申し上げます。 Copyright © Yuuji Hiura all rights reserved.

丹沢山中の瞑想修行22

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丹沢山中の瞑想修行22

丹沢山中の瞑想修行22

 

九日目の夜、丹沢渓谷に豪雨が降った。

テントの中にも水流があり、寝袋やノートも水に濡れた。

そして、突風がやって来て、あっという間にテントは吹き飛ばされてしまった。

わたしの身体も暗い河原に打ち倒された。

真っ暗闇の中で、冷たい豪雨に叩きつけられている自分。

飛ばされたテント、その他を探し、避難場所を探す懐中電灯を持って来ていない。

霊的な眼だけが 暗闇を見通す道具になり、雨をしのぐような洞穴をようやく探した。

 

その小さな洞窟は、人がひとり入れるだけの大きさであり、

その洞窟も水が溜まっていたから、体を横たえることが出来なかったが、

叩きつける豪雨と風を防ぐことができた。

 

五月の山中は寒い。豪雨と激しい風は、更に冷え込みを増した。

なにはともあれ、体の冷えを止めなければならなかった。

中学生の頃、どこから入手したのか記憶に無いが、

白隠禅師の呼吸法をやって、呼吸によって体温を上げる訓練もした。

それを思い出し、小さな洞窟の中で呼吸法を行ったので、やがて寒さは消えた。

おそらく身体からは汗が流れていただろう。

 

やがて朝が来た。台風は止んでいる。

飛ばされたテント、リュックなどは、 近くの木の枝に留まっていた。

その日は、10 日目の朝だったから山を降りる日だった。

 

この山中瞑想では、五感を超越する体験、時間を止めること、

想念を映像化する体験、結界の張り方、細胞にコマンドを与える方法、

そして、意識の拡大などを体験したから、 実りが多かった。

師がいなくても、ここまで単独修練が出来たのだから、

自分に「合格」を 言い渡したのだ()

 

そして、可愛い娘たちに会えると思うと、下山するのも嬉しかった。

この十日間は、なにも食をとらずに川の水だけを飲んでいたが、

身体の衰えは、まったくなかったのにも驚いた。

若さも役立ったに違いないが、来たときと体力が代わらないのは、 水の力では無い。

エーテル・エネルギーを食べることを体験したからだと思った。

 

丹沢山中から帰宅する途中、コンビニに立ち寄った。

とくに食材が並ぶショーケースには、なぜか勝手に眼が行くではないか()

眼だけではなく、そこへ足も動いてゆくでは ないか()

しかし、近くに行くと、臭くてたまらなかった。

それは、合成着色剤、防腐剤、その他が匂う。

卵のパッケージを手に取ったら、吐き気がするほどの悪臭があった。

卵を白くする界面活性剤そのたが沁み込んでいるのが分かった。

鶏の餌の成分までも知覚したのではないか?

 

たかが十日間の修行なのだが、五感の感受性は、普通の人間を大きく超えているのだ。

こんなに嗅覚が発達したら、とてもレストランや食堂に行けないなと思った。

帰宅して、冷蔵庫を開けたら、やはり、ヘドが出そうだった。帰宅しても空腹感はなかったので、 その日は新鮮な果物だけにしたが、やはり消毒薬の臭いがする。 聖者といわれる人たちが、世俗の食を食べない意味を理解できた。

 

はっきり言えば、 世俗の食は穢れている。どんなに豪華な食事でも食のオーラ、匂いでも調理人の意識、 添加物、素材が古いか新しいかも分かる。食べていいか食べるべきでは無いか分かる。

わたしは聖者になる気は無い。

明日から世俗の食時を「美味しい」と言いながら食べるだろう()

 

帰宅した際、娘達は、わたしに近寄ってこなかったのは、行くときと帰宅してからでは、わたしのオーラの色彩と大きさが全然違うからだ。 娘達は眼を丸くして、後ずさりしていて、近づくと泣かれてしまった() 娘の意識に向かって、「お前達のパパだよ」と言うと、え?ホント?あ、 パパだ!と、娘達は正気に返った()

 

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プロフィール

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管理人太郎
性別:
男性
自己紹介:
みなさん初めまして管理人です。ブログのタイトル「覚醒への道標」とは、日浦氏の過去のHPと書籍のタイトルの真似です。
日浦裕次氏への質問などは、「サハスラーラ新宿」へお願いいたします。コメント欄に書き込みされても日浦氏が見るとは限りません。
PCは不慣れですが、温かい目で応援して下さい。どうぞ宜しくお願い申しあげます。

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